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nodoca(インフルエンザを喉の画像や問診などで診断するAI)を導入しました

インフルエンザの検査として、AI診断 nodoca を導入しました。

nodocaとは、専用カメラを口の中に入れ、咽頭画像を撮影し、問診所見と合わせAIを用いてインフルエンザを診断する検査機器です。この検査では、鼻の中に綿棒を入れて擦る必要がありません。(AIによる解析は数十秒です)

インフルエンザの患者さんを診察すると、多くの場合咽頭後壁にリンパ濾胞の腫脹が観察されます。これらの特徴的な所見などを参考にAIに多くの患者さんの所見を学習させ診断します。nodocaがインフルエンザ患者さんを正しく陽性と判定できる感度は70%以上で、陰性を正しく陰性と判定できる特異度は85%を超えます。どの検査でも必ず正しい判定が出るわけではありませんが、従来の方法と遜色ない診断精度であると報告されています。

適応は6歳以上で、口を開けて写真を落ち着いて撮ることができる患者さんが対象です。発熱から12-24時間までの方が1番感度が高く出ます。従来の抗原検査キットは早期の検出が苦手とされていますが、比較的早期でも良好な診断精度です。COVID-19検査とインフルエンザ検査を同時に実施する場合は、鼻腔に綿棒を挿入し検体を採取する検査が必要であり、nodocaは使用できません。なお、検査に要する費用は従来のインフルエンザ検査と同程度です。

自宅での簡易検査キットでコロナ検査が陰性だった場合や、インフルエンザに罹患した方と接触した後に発熱があったなどの場合には申し出てください。ただし、担当する医師の総合的な判断にてこの検査は行いますのでご了承ください。

 

(現在使用中のデバイスはやや形態が異なります)
J Med Internet Res 2022;24(12):e38751より引用

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